いつもネガカラーからのプリントをお願いしている写真屋さん。 「色が気に入らなかったら、何回でも焼き直しするから言ってねー。」 という言葉に甘えて何度かやっかいになってるうちに、 すっかり作者の色の好みをわかってくれたようで、 今ではワイド四つ切りサイズまでなら、そのお店のミニラボ(フィルムを現像してプリントする機械)でお願いする ようになった。 感材メーカー系の現像所が「大伸ばしキャンペーン」やってて、そこに出すと 通常価格の50%オフなんていわれても、 「頼むから、ここで焼いて、時間かかってもいいから(^^;」 というくらいの「お気に入り」。
そこのお店のミニラボは日本製のアナログプリンターで、 つまりネガの柔らかい階調を美しく再現してくれるわけなんだけども、 だいぶ前から全国チェーンの写真屋さんやメーカー系現像所は デジタルプリンターにチェンジしているらしい。 うまく時間がとれなくて、しかたなく家から近い全国チェーン店に同時プリントを出してしまった ことがあるが、仕上がりを見て愕然としてしまった。 家族の写真なわけだけども、 「デジカメで撮った写真をコンピュータに取り込んでシャープネスを効かせすぎた」 ような写真だった。 つまり、輪郭が強調されて「肌」が「肌」ではない感じ。 「もう、やめてくれ」と思った。
そういうわけで、ネガカラーのプリントを頼める所はそのお店しかなくなった。 もう、迷わずその店に通ってるんだけど先月そこのオヤジさんが、 「ずうっと頑張ってたんですけどねぇ、ウチもとうとうデジタル機入れる事になっちゃいました。」 つまりは、今のアナログプリンターは消耗品・保守部品ともに品物の確保が難しくなってしまった ということらしい。 デジカメが主流になってからは、ネガからの同時プリントは激減し、 デジタル機を置いて様々なサービスに対応していかないと生き残れない世の中になってしまったのだ。
そこに通ってる写真好きのお客さん数人は、もちろん私も含めてみなさん「えぇーっ!」という 落胆の表情だったとオヤジさん。 まあでもね、その数人のために店やってるわけではないし、 デジタルでもオペレータの腕次第ではないのかな?ともちょっとは考えていた事もあって、 「デジタルになっても、通うからねー。あ、何度かそのオペレータのいすに座らせてね、ヒマな時でいいから」 って、ヒマじゃあ困るんだよ>自分。(^^;
せめて月に1本くらいはフィルム消費して、オヤジさんに会いに行くことにしよう。 一緒にデジタルプリンターの勉強せねば、、、 つうことで、「その後の様子なども書き足していくかもしれない」と予告しておくことにしよう。