食卓に花を

昨年の秋頃だったか、 「少しでも元気で安い野菜を」と、近所のJA朝市へ行ってみると、 野菜だけでなく季節の花などもあって、花屋さんで買うよりずいぶん安い。 ピンクと明るい黄色のキク科の切り花約10本一束百円を買った。 朝の食卓に飾ると「ふわっ」と明るくなった感じで、 「仕事いきたくな〜い」重めの気分も少し軽くなった、かな。

毎日水を換えて、様子見ながら先端を切って世話をすると一週間から十日はもつので、 それ以来、なるだけ食卓に花を飾っておこうと思っている。 忙しかったり、疲れてたりで夕食のおかずが物足りない日でも、 小さな花瓶のささやかな花は楽しい夕食の時間をもたらしてくれる、 ありがたい存在なのだ。

だいぶ前、職場の製図室が殺風景なので、百円ショップの小さな花瓶に 近所のスーパーで買った花を飾っていたことがあって、 「できれば家の食卓には毎日花があればいいな」と思ってたんだけど、 やっぱりやってみて良かった。 JA朝市だとかなり割安なのが嬉しい。続けられる理由のひとつだ。

野の花を生けられたらいいな〜と思って、 いちど散歩の途中で摘んだ草花を飾った事もあったけど、家の中では長持ちできないようだ。 摘んで帰宅する頃にはしおれてしまっているのもあったりで、 かわいそうなことをしてしまった。

やはり野の花は、その場所で「にこにこ」微笑んでくれているのがいちばんいい。 食卓に独り占めしなくても、会いたければそこまで歩いて行けばいい。

都会に出て一人暮らしをしている頃、一人だけの「食事」といえないような朝食。 あのときに一輪でもそこに花があったらなあ、。 日が暮れて部屋に戻り手探りで灯りのスイッチを入れたとき迎えてくれる花があったら なあ、。 んー、もっとも散らかし放題で花瓶なんか置いても、すぐにひっくり返して 水浸しにしてしまってたかもしれないけど。(^^;

ん?、待てよ、花飾ってあったら、あんなには散らかしてなかったかも、、。(ムリムリ)

そういうわけで、一人暮らしの部屋にもおすすめ。 食卓でなくても、部屋のどこかに花を。 花を飾る気持を、水を換えたり世話をするおだやかな気持を 忘れないようにしたいと思うのでした。 仕事が忙しい時は特に。