次は、高知高専研究生の中城さん。 今回の震災時、高知県沿岸部にも津波による避難勧告・指示が出されました。 しかし、実際に避難した人はわずかでした。中城さんは須崎市と南国市で行った調査の結果について 報告してくださいました。
避難しなかった、あるいはしない理由は
ふだんから、もっと地域で声かけ合って訓練などに参加することが 必要だと感じた。最初に書いた「おんちゃん」「おばちゃん」の コミュニケーションパワーの出番だと思う。 自分もそんな「おんちゃん」にならないかんなあ。
非常持ち出し袋にしても然り。 いかん、そういえばウチは、いままでキャンプ道具から選んでリュックに 入れてたけど子供が成長するに従ってキャンプから遠ざかり、今は。。。(大汗)
もうひとつ。 避難所において「率先帰宅者」にはならないこと。これ重要。 避難指示が解除されていないのに、帰宅すると 「○△さんが帰ったからオラも」と連鎖するのだそう。たしかにそうなりそう。 津波は幾波にも分かれて到達するということを忘れてはいけない。 東日本大震災でも、波が引いた間に家に物を取りに戻った人が波にのまれている。
次の2つの提案があった。
最後に南国市危機管理課の西原さん。
調査報告やその他の情報を元に現在取り組んでいることについてお話しくださったことを 列挙しておきます。
研究機関との連携をはじめ、地域防災組織とのつながりなど、 南国市はよくがんばっていると思う。 しかし、どうがんばっても公によるハード面対策は、「予算」という大きな課題があるし 何を作るにしても時間がかかる。繰り返すが自助・率先避難が一番大切だ。
ここまで書いて、さすがに疲れた。読んでる方はもっと疲れているでしょう。もう少しです。(笑)
明日起こるかも知れない、今この息を吐いた次の瞬間に揺れるかも知れません。 南海地震の起きる確率は60パーセント。平成17年のデータで交通事故に遭う確率が9パーセント程度だった ということを今、調べました。怖いですね。(-.-;
一所懸命対策を検討してくれてはいますが、行政の対策を待っても早くて2年後です。 今、自分を守れるのは自分だけ。備えを怠らないように。 地域の防災訓練や今回のような会合は貴重です。時間の許す限り参加したいと思います。 おもしろい「おんちゃん・おばちゃん」に会えるかも。ともだちも増えるかも知れません。
ところで高知市はどうなってんだ?